海外ETFの配当金を外貨MMFで運用しよう

こんにちは、ヒラクです。

本日は、海外ETFより得られた配当金(外貨)の運用に関する記事です。

・海外ETFで投資を始めたばかりの方
・配当金が株式1単元に満たないため、預り金に保管している方
・預り金(外貨)・外貨MMF・外貨預金の違いがわからない方

これらの方は、本記事より以下の効果が得られます。

・配当金を外貨MMFに投資することで、利息収入が得られる
・配当金より生じた利息、および海外ETF購入時に生じた為替差益を損益通算できる

文字ばかりで少々窮屈ですが、どうぞご覧ください。

配当再投資の効果

長期投資においては、株式から出た配当を再投資して、複利効果を得ることが極めて重要です。

株式(ETF含む)から生まれた配当金を使って、元の株式を追加購入し、それにより増えた株式がまた配当金を生み・・というサイクルを回し、殖やしていくわけです。

配当金の再投資効果について、ピクテ投信投資顧問のホームページより引用します。

長期投資では配当金の再投資効果は絶大だ。1928年末時点でS&P500指数に$1投資した場合、2018年末の残高は配当金を再投資しなかったケースでは$103だが、配当金を再投資したケースでは$2,262にもなる。

ピクテ投信投資顧問 【世界株式投資戦略 希少価値が高まる「配当金の再投資効果」】

配当再投資により、S&P500に投資した際の90年間のリターンを22倍に押し上げる効果があるわけです。

海外ETFにおける配当再投資

海外ETFでは、配当金は外貨で支払われます。

この配当金を海外ETFへ再投資するにあたり、少額のため1株の購入価格に足りないことがあります。

例えば、バンガード米国株式ETF(VTI)の配当金は、1株あたり約2.8ドルです。

VTIの単価173ドルに対して再投資するには、特定口座の場合、VTI約85株(約150万円)が必要となる計算です。

足りなければ、配当金が株式1単元に達するまで、保管する必要があります。

(豆知識)
・海外株式を扱う投資信託(例:楽天VTI)の場合、配当再投資はファンド内で実施されます。
・海外の証券会社ではDRIP(Dividend Reinvestment Plan)という少額配当再投資の制度がありますが、
残念ながら日本の証券会社では2020年現在実施されていません。

預り金(外貨)・外貨預金・外貨MMF

配当金の保管・運用先としては、預り金(外貨)・外貨預金・外貨MMFが挙げられます。

これら3種の商品の概要を一覧にまとめました。

商品名概要利息損益通算(※用語)配当金の運用先として
預り金(外貨)証券口座における外貨残高なし不可
外貨預金証券口座と連携した銀行口座における外貨預金あり (0.001%)利息分は不可。為替差益分は他の雑所得と通算可能。
外貨MMFマネー・マーケット・ファンド
投資信託の一種で、預り金と同様に扱える
あり (0.1%)利息分・為替差益分、共に通算可能。

結論

・外貨MMF:利息がつき、為替差益との損益通算が可能。配当金の運用先としてオススメです。

・預り金(外貨):利息がつかず、為替差益の計算が行われないため、注意すべきです。(原則として確定申告が必要)

・外貨預金:利息はつきますが、利息にかかる税金は取り戻せません。為替差益の計算が行われないため、不適当です。

まとめ

外貨MMFは、利息収入が得られ、利息および為替差益の損益通算が可能であることから、配当金の運用先として最適です。

海外ETFより配当金が振り込まれた都度、同額の外貨MMFに投資しましょう。

毎月利息がつきますので、知らないうちにコツコツと増えていきます。

そして、ETF1単価まで貯まったら、外貨MMFを全額売却してETFの購入に充てます。

上記の取り扱いにおける為替差益については特定口座内で完結するため、一切考慮する必要がありません。

配当金を無駄なく運用することはよりよい投資の第一歩といえます。

用語

為替差益:日本円=外貨のやりとりを行った場合、取扱日の為替レートを用いて日本円における損益を計算し、利益が出た場合には原則として確定申告することが必要である。外貨MMFの場合、為替差益の計算は特定口座内で完結するため、投資家は何もしなくて良い。

損益通算:外貨MMFで得られた利息および為替差益にかかる税金は、特定口座内の他の株式に関わる損益と通算して計算される。すなわち、利息および為替差益による利益が合計5ドルの場合、本来ならば1ドルの税金がかかるが、他の株式取引等で▲5ドルの損失を出していた場合、税金はかからないことになる。

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